ほんのりかわいいピンク色。松崎町の桜葉漬入り「季節限定 桜メロンパン」

 国道135号沿い、河津の海の目の前に2018年2月、オープンした「IZUSORA(イズソラ)。

 白を基調としたおしゃれな外観が印象的な同店は、扉を開け、まず目に入ってくるのが、地元の農家から直接仕入れるという地場野菜や切り花。泥付きのネギ、真っ赤なトマトなど、フレッシュ満点な野菜が所狭しと並ぶ。

 野菜選びに夢中になっていると、何やらおいしそうなパンの匂いが漂ってきた。店内の工房で焼き、常に焼きたてを提供しているというパンは、自慢のチョコクロワッサンをはじめ、常時約20種がラインナップ。

 中でも一番人気は、「揚げカレーパン」。ふわふわっのパン生地の中に大きめにカットされた肉やジャガイモ、ニンジン、タマネギなどが入った自家製のカレーパンは、食べごたえ満点!

 「普通のカレーパンに比べて具が大きい」「揚げパンなのに、あっさり食べられる」「生地がおいしい」と早くもリピーター続出の大人気だという。

 また、キンメダイの水揚げ日本一で知られる下田の名物・キンメコロッケを使用した「キンメコロッケバーガー」は、「高価なキンメダイをリーズナブルな価格で食べることができる」と観光客に大好評。

 伊豆各地のイベントで出店するたびに行列ができる「キンメコロッケ」。焼きたてパンの上に輪切りのタマネギ、キンメコロッケをのせ、ワサビのタルタルソースを掛けることにより、おいしさがパワーアップ。

 代表の遠藤一郎さんは、「煮つけたキンメダイの身をひと手間かけ、一度、焼くことにより臭みを取り、食べやすくしている。荒つぶし、ペーストの2種のジャガイモを入れ、食感の違いを演出した。後からくる煮つけのほんのりとした甘さを楽しんでほしい」と話す。

 国産の桜葉生産量日本一の松崎町の桜葉漬を練り込んだピンク色がかわいい「桜メロンパン」など、伊豆の特産品を使用した季節限定のパンも提供している。

 木のぬくもりあふれるイートインコーナーは居心地よく、地元客や観光客問わず、のんびりコーヒータイムを楽しむことができる。

 奥のスペースは、賀茂地区や熱海、伊東、伊豆の国市などの近隣の地域を含んだ500種以上の特産品、地域ブランド品のセレクト販売コーナー。

 おしゃれな菓子や、食品、水産加工品など見ているだけで、ワクワク。アッという間に時間が過ぎてしまう。

 遠藤さんは「6次産品は、全国どこにでもいける小さな観光大使。食べて気に入り、また食べたいと思い、それが伊豆へ来るきっかけになれば」と話す。

 同店は、「第1次産業と6次産品を結びつけるプラットフォームでありたい」がコンセプト。高齢化、過疎化で消えかけている第1次産業をその加工品である6次産品で活性化したいと、商品の販売だけでなく、アイディアの提供など、さまざまな支援を行っている。

 「IZUSORA」のロゴマークの青は、海と空をイメージ。一つ一つは小さな1次産業や、2次産業、6次産品でも集まり、つながることで6角形に、やがて6角形の集合体は丸になり、大きなウエーブとなっていく。

 「伊豆にはまだ知られていない良いものがたくさんある。それをもっと全国の人に知ってほしい」と遠藤さん。自分好みの土産探しに迷ったら、ぜひ立ち寄ってほしい。(M)

◆店名:IZUSORA(イズソラ)
◆営業時間:午前9時半~午後5時 ※パンの販売は午前10時~
◆定休日:水曜
◆住所:河津町谷津447-20
◆電話:0558-36-3388
◆駐車場:14台