伊豆市の古刹「最福寺」の境内に咲く約30本のしだれ桜が、3月下旬から4月中旬にかけて見頃を迎えます。

 薄いピンク色の10枚程の花弁からなるピンポン玉サイズの白い花が、枝垂れた枝先に20個ほど密集して咲く珍しい桜は、2001(平成13年)年4月、財団法人「日本花の会」から新種と認定され「伊豆最福寺しだれ」と名付けられました。

 現在の幹は二代目で、初代は江戸時代からあったと伝えられ、その昔、満開の頃には対岸の清水方面からも見えたそう。八重のしだれ桜は大変珍しく、この桜は日本では4例目になるといわれています。

 見頃を迎えると、夜間にはライトアップや茶会なども行われています。

 境内には、当地出身で近代碁の創始者ともいわれ囲碁殿堂入りした「14世・本因坊秀和」の顕彰碑や、芹沢光治郎の文学碑があります。
 町内遺跡発掘品や、土肥城主富永山城守に係る伊豆水軍系図等郷土資料の他、明治時代の三舟(海舟・泥舟・鉄舟)の書等を展示する資料館「夢の実現堂」があり、日本のカラー写真の草分けとなった土肥出身の長口宮吉の写真、著書なども展示しています。

◆静岡県伊豆市小下田1667
◆TEL0558-99-0101
◆拝観料/無料
◆開館時間/午前8時半~午後5時
◆定休日/無休
◆駐車場/無料あり