朝はゆっくりお布団でごろごろもいいですが、せっかくの伊豆でいつまでも寝ているのはもったいない!朝食、朝風呂、朝の漁港、楽しい場所がいっぱいです。
「早起きは三文の徳」といいますが今回は、伊豆半島南部の早朝から活気あふれる3カ所を紹介します。レッツ朝活(アサカツ)!

 
 日が昇るとバケツを手にした近所の〝おばちゃん〟たちがおしゃべりしながら漁港に集合する。
 お目当ては駿河湾の定置網でその朝にとれた新鮮な魚だ。朝市ではイワシ、アジ、サバ、トビウオなどが船から下ろされ、毎朝、争奪戦が繰り広げられる。素人が買うのは難しいが、見学するだけでも面白い。

 
 市場に持っていく前に、妻良のむらた水産(村田一生さん経営)が地元客へ販売している。氷も箱も袋もないが、元気な女性たちは目当ての魚を見つけると我先にとバ
ケツへ放り込んでいく。
 量り売りでほとんどは付け買いの地元客だ。夏季の平日は毎日やるが、天気によって漁に出られないこともある。
 その日の朝に行ってみないと分からない。早朝ドライブをしながら漁港の活気を味わってみよう♪

 
◆時間/平日午前6時ごろから
※天気によって前後し行わないこともあります
◆場所/南伊豆町の妻良漁港東側

 
 目が覚めてお腹が鳴ったら、伊豆下田の地場産品にこだわった名物女将・鈴木智津子さんの手作り朝定食をご賞味あれ。
 下田の干物、50年以上変わらないこだわりのぬか漬け、具だくさんのみそ汁…。懐かしい味に文句なしにご飯が進む。卵は生か焼くか選べるのも気が利いている。

 
 1961年創業の店には三味線で作った人形入れが飾ってある。日本舞踊をたしなむ鈴木さんが実際に使ったものを改造した。
 鈴木さんの舞い踊る写真も並べてあるので必見だ。カウンターの上に並ぶランプは下田海上保安部の職員が各地の土産にくれたもの。
 港町に今日も灯りをともしている。明日の朝食はランプに招かれてみるのもいいだろう。

 
◆時間/午前6時~午後2時・午後8時~11時
※11月~3月は午前7時から営業
◆場所/下田市二丁目8-3
◆朝定食600円

 
 朝湯こんこんあふれるまんなかのわたくし…、種田山頭火ではないけれど朝から入る温泉ほど気持ちいいものはない。おまけに海抜0メートルの湯船から朝日を望めるのだから、行かない手はない。

 
 朝6時半からの営業が始まると、旅館やホテルの宿泊客が浴衣姿に下駄を鳴らしてやってくる。湯船につかれば打ち寄せる波は目と鼻の先。温泉で身体を温め、潮の香りを楽しみながら日の出を拝めば、眠気なんて一気に吹き飛んでしまう。
 野性味あふれる風呂だが、湯船脇の碑には風流に「アメリカを見ながら入る野天風呂」と川柳が。はるか彼方の米大陸に思いをはせ、ひとっ風呂浴びてはどうか(目の前の海が相模湾なことに突っ込んではいけない)。

 
◆時間/午前6時半~9時半・午後1時~10時
※6月30日まで改修工事中 7月から再開
◆場所/東伊豆町(国道135号から北川温泉に入ってすぐ)
◆入浴料/600円

 
記者・勝田航平<伊豆新聞下田支社> ※2017年取材