避難ビルに避難する訓練参加者と誘導するホテル従業員=伊豆市土肥

 観光防災まちづくり推進計画の策定を進めている伊豆市は5日、土肥の松原公園で宿泊施設連携津波避難誘導訓練を行った。静岡大、県、土肥温泉旅館協同組合、観光客役として同大の学生、市民など約25人が参加した。宿泊施設と連携した訓練を実施し、成果や課題を今後の計画に生かす。

 駿河トラフから南海トラフを震源とする大地震が発生し、震度7~6弱を観測。建物倒壊や大津波が襲来する想定。海岸や付近の観光施設に待機していた参加者はサイレン、地震発生のアナウンスとともに、各自の判断で宿泊施設、避難ビルの土肥ふじやホテルに5分ほどで避難した。ホテル従業員は「こちらから5階に上がってください」と声を掛け誘導を行った。

 参加した同大地域創造学環1年の遠藤有紗さんは「車が多い時にスムーズに避難できるか心配」と話し、市津波防災地域づくり推進協議会の原田賢治・同大防災総合センター准教授は「観光客がいざという時、どういう行動を取ることができるのか検証し、準備を進めていけば安全性を高められるのでは」と講評した。

 【写説】避難ビルに避難する訓練参加者と誘導するホテル従業員=伊豆市土肥