会議の冒頭にあいさつする梅村所長=沼津市の沼津河川国道事務所

 伊豆市で自転車競技の一部が開催される3年後の東京五輪・パラリンピックに向け、国や県、周辺市町などによる「狩野川流域サイクリング会議」が設立された。初会合が8日、沼津市の国土交通省沼津河川国道事務所で開かれた。国内外の多くの自転車愛好者(サイクリスト)に、狩野川周辺でのサイクリングを楽しんでもらうことを目指し、ハード・ソフト両面から利便性向上を考える。

 会議は同事務所と県スポーツ局、県沼津土木事務所、沼津市、清水町、三島市、函南町、伊豆の国市、伊豆市、日本サイクルスポーツセンターで構成。出席者から「美しい伊豆創造センターにも加わってほしい」という要望が出て、次回までに参加を呼び掛けることを決めた。

 会長を務める沼津河川国道事務所の梅村幸一郎所長は「県や各市町で自転車の取り組みが行われている。しかし自転車事業は道路整備やイベント開催、マップ作り、観光振興など他部署にまたがる。狩野川をキーワードに情報を集め、統一感を持って進めたい」と述べた。

 規約などを決めた後、それぞれがこれまで取り組んだ内容や課題などを協議した。目指す姿は「狩野川沿川を中心とした自転車利用環境の統一的整備」に決定。狩野川沿いは比較的初級のサイクリストの利用が多いものの、上級者にも利用してもらうことも含めて整備することにした。

 今後は来年度に2回程度の会議を開き、整備方法やサイクリングルートの整備などを話し合う。最終的には五輪開催までの整備完了を目指す。

 【写説】会議の冒頭にあいさつする梅村所長=沼津市の沼津河川国道事務所