自転車を生かしたまちづくりで意見を述べるパネリスト=伊豆市の修善寺生きいきプラザ

 ■「パリでは自転車尊重」

 伊豆市は19日、「自転車まちづくりシンポジウム」を修善寺生きいきプラザで開いた。基調講演とパネルディスカッションで先進事例などを参考にしながら、東京五輪・パラリンピックを契機にした自転車による地域活性化を考え、官民一体となった取り組みの重要性を確認した。

 ディスカッションはタレント・スポーツキャスターでプロ・ロードレーサーの夫とサイクルショップを経営する益子直美さん、市が修善寺駅前に開設した電動アシスト自転車の貸し出し所「いずベロ」を運営するNPO法人ステキな・ごえん理事長の後藤順一さん、菊地豊市長がパネリスト、建築家・東京大大学院教授の千葉学さんがコーディネーターを務め、「オリンピック・パラリンピックその先へ―伊豆市における自転車を活用したまちづくりの可能性」をテーマに意見を述べた。

 益子さんは「パリでは自転車がリスペクト(尊重)されていて、車の幅寄せやクラクションなどない。伊豆を訪れたいという海外の友達も多いので、英語の看板など受け入れる準備も必要」、後藤さんは「サイクリスト向けの目線だけではなく、ビジターの観光客が自転車で楽しむ取り組みを考えたい。そのためには、まず市民がもっと自転車に乗るようにしたい」と述べた。

 菊地市長は「目標は伊豆半島を世界レベルのリゾート地にすることで、中間目標として五輪を考えている。5日間、1週間と滞在してもらうには当然自転車も含まれる」と持論を展開。「そのためには道路などのハード整備や、市民に対する安全教育などの課題がある」と述べた。

 【写説】自転車を生かしたまちづくりで意見を述べるパネリスト=伊豆市の修善寺生きいきプラザ