母親のユキと4匹の子ヤギ=伊豆市貴僧坊

 ■22日イベントで披露

 伊豆市貴僧坊地区周辺の里山保全活動に取り組む「平成森鮮組」(山下隆代表)は、ヤギを使った森林整備を試行している。行動を管理したヤギに雑草などを“舌刈り”してもらうとともに、獣害対策にも役立てる試み。貴僧坊に試験用の

「ヤギ除草技術研究所」も整備し、22日に披露を兼ねたイベントを開く。子ヤギ4匹がこのほど産まれ、イベント内で命名する。

 3年前から里山整備活動を進める同団体は、ヤギを使った試行も繰り返し行ってきた。同研究所は、所有者から休耕田を借りて整備。実証実験場と除草技術開発の拠点として正式にオープンする。

 将来的には、ヤギの貸し出しを視野に入れる。今後は事業化に向け、ヤギを管理するための囲いや、軽量のヤギ小屋などの開発を目指す。ほかの動物がいると近寄らないという野生動物の習性を利用し、イノシシや鹿などの獣害対策も試みる。

 現在は預かっているヤギを含め親ヤギ5匹を飼育。3月27日に「ユキ」が一度に4匹の子どもを産んだ。これまでは3匹が最多で、山下代表は「心配だったが、4匹ともちゃんと自分の脚で立った」と振り返る。寒さを防ぐため、夜は子ヤギを自宅に連れ帰っていた山下代表は「1週間以上たち、気温も上がったのでもう大丈夫ではないか」と安堵(あんど)の表情を見せる。

 22日のイベントは午前11時~午後2時ごろの予定。ヤギと遊べるほか、野草や山菜の天ぷら、竹筒で炊いたご飯などを味わう。問い合わせは山下代表〈携帯090(1285)7579〉へ。

 【写説】母親のユキと4匹の子ヤギ=伊豆市貴僧坊