受講者に振り込め詐欺の手口を紹介する職員=函南町の田方自動車学校

 ■「被害減ること期待」

 函南町の田方自動車学校(小林淳一郎社長)は本年度、三島署、大仁署、三島信用金庫の協力で、振り込め詐欺注意喚起の取り組みを開始した。高齢者講習受講者を対象に、職員がチラシを配布しながら被害防止の注意点などを伝えている。

 県内の振り込め詐欺被害が全国と比較して多いことを踏まえ、同校では70歳以上が免許更新時に必要な高齢者講習の受講者を対象に計画した。

 同講習は認知症検査や運転実技などを行うもので、同学校では1日20人前後、年間4千人余りが受講している。

 三島・大仁署は情報、三信はチラシの提供で協力。チラシは、還付金詐欺やオレオレ詐欺の注意点を挙げ、「おかしいと思ったら警察に相談を」などと掲載している。

 講習会では、職員が事例を紹介しながら「県東部の人の被害が多い」「最近は呼び出し型の手口が増えている」などと話し「被害に遭わないように気を付けてほしい」と呼び掛ける。

 小林社長は「地域の安全のため、少しでも被害が減ることを期待する。沼津市や御殿場市などからの受講者もいるので、広範囲に呼び掛けることで詐欺の未然防止につなげていきたい」と話した。

 【写説】受講者に振り込め詐欺の手口を紹介する職員=函南町の田方自動車学校