前年度に整備された治山ダムを見学する参加者=伊豆の国市小坂

 ■「異常あれば早期避難」

 伊豆の国市小坂区の住民有志で組織する「夢ある快適な小坂を創(つく)る会」(水口始会長)はこのほど、通常総会に併せて「山地災害を学ぶセミナー」を開いた。小坂公民館で講話を聴いた後、地区内で工事が進む「県単治山(県営)小坂沢整備」の現場を見学した。

 県東部農林事務所治山課の田代俊彦班長、五十嵐香介主任を講師に招いた。五十嵐主任は森林の多面的機能や保安林制度、治山事業などを説明。治山事業については「災害を防ぐことではなく、森林を再生することが主目的」と解説した。さらに、ゲリラ豪雨などにより大規模化している近年の山地災害について「ハード整備に加え、避難などのソフト対策が重要。普段から山を観察し、異常があった場合は早めの避難を」と呼び掛けた。

 続いて小坂沢整備の施工箇所を見学した。来年度までに整備する計画で、前年度は治山ダム1基が完成。本年度は流路工事を行い、来年度にダムをもう1基整備する。総事業費は約3500万円。

 【写説】前年度に整備された治山ダムを見学する参加者=伊豆の国市小坂