世界マスターズ選手権19回目の優勝を果たした鈴木さん

 伊豆の国市守木の鈴木幸宏さん(69)はこのほど、ニュージーランドで開かれた「世界マスターズ・ウエートリフティング選手権」に日本代表として出場し、70~74歳の56キロ級で優勝した。同大会での優勝は19回目。「優勝を重ねると欲が出てくる」と、さらなる鍛錬に意欲を見せている。

 地面に置いたバーベルを一気に持ち上げる「スナッチ」と、2段階で頭の上に掲げる「ジャーク」の合計重量で競う。一般的にはジャークの方がより力が入り、重量が大きくなる。鈴木さんはスナッチ50キロ、ジャーク60キロの計110キロを記録。2位の大阪府の選手に各10キロ、計20キロの差をつけた。

 鈴木さんは競技歴50年以上。「若いころは片手で65キロぐらいまでいけたが、今じゃ半分も挙がらない」と笑う。2000年にはアジア人で初めて、国際ウエートリフティング連盟世界マスターズの殿堂入りも果たしている。

 「ウエートトレーニングは健康にも良い。もっと多くの人に知ってもらえるよう、伝道師のようになりたい」と語る。「今年で70歳になるが、若いときは60歳まで続けるとも思わなかった。どこまで挑戦できるか、力の限りやってみたい」と向上心をのぞかせた。

 【写説】世界マスターズ選手権19回目の優勝を果たした鈴木さん