月の縦孔について解説する春山さん=伊豆の国市の韮山時代劇場

 ■月光天文台が講演会

 函南町の月光天文台は13日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)助教の春山純一さんを招き、伊豆の国市の韮山時代劇場で講演会を開いた。春山さんは月の縦孔(たてあな)について解説した。

 縦孔は2007年に打ち上げられたセレーネ(月周回衛星「かぐや」の正式名称)が発見した。春山さんは「科学的にも、将来の利用の上でも重要な溶岩チューブ(溶岩が通った後にできた地下空洞)の存在の確証に近づいた」と意義を説明。「月固有の水やガスが岩の中にあるかもしれない」と期待を込めながら話した。

 地下空洞につながるとみられる縦孔は火星にも見つかっているという。春山さんは「将来、人類が月面活動拠点を構築するに当たり、縦孔・地下空洞は非常に重要になる」と熱く語った。

 来場者たちは講演を熱心に聴いた後、月について次々と質問。春山さんは一つ一つ丁寧に答えた。

 【写説】月の縦孔について解説する春山さん=伊豆の国市の韮山時代劇場