タカアシガニを放流する戸田小の児童=沼津市の戸田沖

 沼津市商工会戸田支所は17日、特産の「タカアシガニ」の放流を行った。船で戸田港沖約1キロまで出て、水深150メートルほどの場所に約130匹を放した。

 カニの資源保護を目的に行っている。地元の有志が始めて50年目で、途中から商工会が引き継いだ。商工会や戸田漁協、観光協会、市関係者や市立戸田小6年生15人、応募の観光客9人が参加した。

 開会式では児童を代表して勝呂陸斗君が「タカアシガニを守る取り組みに参加できてよかった。いつまでもタカアシガニを絶やさず守っていきたい」あいさつした。

 参加者は戸田港の中央桟橋で、カニの足にタグ(標識)を付ける作業から開始し、重さや足の長さ、性別、卵の有無を記録した。平均の重さは約2・5キロ、最大は5キロで足の長さが55センチあった。カニは漁協、底引網協会、事業者が提供した。

 漁船や釣り船に分乗した参加者は、合図で一斉にカニを放した。児童たちは「大きくなって」などと声を掛け放流した。

 放流を終えた戸田小の大野未央さんは「貴重な体験ができてよかった。今後もタカアシガニを増やしていきたい」と話した。

 【写説】タカアシガニを放流する戸田小の児童=沼津市の戸田沖