温泉街をパレードする“頼家公”ら=伊豆市の修善寺温泉

 伊豆市の修善寺温泉で17日、修禅寺に幽閉され、北条氏に暗殺された鎌倉幕府2代将軍の源頼家と家臣の十三士を慰霊する「頼家祭り」が開かれた。頼家、妻・若狭の局、嫡男・一幡、家臣に仮装した「頼家公行列」が温泉街を練り歩き、多くの観光客が華やかなパレードを楽しんだ。

 主催は市観光協会修善寺支部、修禅寺護持会などの実行委員会。今回は知徳高普通科観光文化コースの2年7人が、ボランティアとして初めて参加した。

 頼家役は同校の内田晴希君、若狭の局役は出身の比企一族ゆかりの埼玉県東松山市観光大使の磯田瑠菜さん、一幡役を加藤学園暁秀初等学校3年の小林大輝君、十三士は同校生徒6人と一般公募で選ばれた7人が務めた。出発前に内田君は「自分が生まれた地域の行事に参加できることがうれしい」、磯田さんは「こういった経験はなかなかできない。貴重な体験を今後に生かしたい」と話した。

 行列は修禅寺を出発し、吉野真常住職をはじめ僧侶、護持会会員らと、太鼓を鳴らしながら約1時間練り歩いた。頼家と十三士の墓で墓前供養を行い、花を手向け焼香した。

 【写説】温泉街をパレードする“頼家公”ら=伊豆市の修善寺温泉