プレオープンした新館を見学する来場者=函南町の月光天文台

 ■ジオや宇宙の世界

 今秋60周年を迎える函南町桑原の月光天文台の新館がほぼ完成し21日、同所で内覧会が開かれた。関係者や地域住民ら約50人が出席。約1年掛けて建設した新天文台を見学した。正式開館する9月を前に22日にプレオープンする。

 新館は免震構造の鉄筋コンクリート造り4階建て(延べ床面積約1100平方メートル)で総事業費は約2億8000万円。1階がロビーや売店、2階が地学展示室のジオワールド、3階が天文展示室のコスモワールド、4階がカフェと富士山を望む展望室。隣接するプラネタリウム館と1階を接続した他、口径50センチの反射望遠鏡を既存施設から移して免震装置を新設した。

 内覧会を前に式典が開かれ、天文台を運営する公益財団法人国際文化交友会の中野良子理事長や森延彦町長らがテープカットして完成を祝った。式後、中野理事長は「次代を担う子どもらをはじめ多くの人に来てもらいたい。子どもたちには空や宇宙に関心を持ってほしい」と話した。

 9月までに太陽望遠鏡を新設する。4階までの吹き抜けを利用して1階に直径2メートルの太陽像を投影して黒点などを観測する。

 同施設は1957年9月に沼津市に開設し73年に同町に移転した。現在、県内で一般公開している天文台は同所を含め3カ所のみという。問い合わせは同施設〈電055(979)1428〉へ。

 【写説】プレオープンした新館を見学する来場者=函南町の月光天文台