不審者役に荷物を渡すフロントの女性=三島市内のホテル

 ■ホテルと連携、対応確認

 3年後の東京五輪・パラリンピックを見据え三島署と県警警備部外事課は24日、三島市文教町のホテル「東横イン富士山三島駅」で不審者の宿泊を想定したロールプレーイング(役割演技)訓練を実施した。

 テロなど違法行為の未然防止を図る官民一体となっての取り組み。宿泊者が不審者とそうでない場合を想定し、フロント係が旅館業法に基づいた身分確認や不審動向を認知する通報訓練を行った。警察、ホテル、県東部保健所も加え15人が参加した。

 チェックイン時の旅券による本人確認や、10日間程度の宿泊中に掃除を申し出ても入室を拒む不審な行為についてフロントの女性社員2人が対応した。入室拒否で不審を覚えた上に、大量の荷物が届く、隣室からの異臭のクレームがあったとして通報した。

 県警外事課は「今回の訓練をモデルケースとして対応することで官民の連携を強化したい。今後、未然防止は民間の協力が得られるかが課題。認識の共有を図りたい」と話した。

 同ホテルによると、JR三島駅北口前にあるアクセスの利便性もあって昨年は1万5千人以上の外国人客が宿泊している。ホテルフロントの塩崎弘美さんは「緊張したがマニュアル通り対応できた」と話した。

 【写説】不審者役に荷物を渡すフロントの女性=三島市内のホテル