劣勢な試合に厳しい表情で応援する五十嵐さん(左)=草薙球場

 ■「自分たちに似ている」 夏の甲子園出場OB・五十嵐さんらスタンドに

 草薙球場で26日に行われた第99回全国高校野球選手権静岡大会・決勝戦に日大三島はバス34台・1500人以上の大応援団で会場入り。雨の中、懸命な声援を送った。

 日大三島大応援団の中には1989(平成元)年、夏の甲子園に唯一出場した当時の同校野球部主将・五十嵐崇光さん(45)=沼津市=の姿もあった。甲子園の初戦で対戦した熊本工業には元広島東洋カープ外野手で“天才打者”として活躍、現在は野球解説者を務める前田智徳さんもいたという。

 五十嵐さんはチーム仲間の元捕手・井口直哉さん、元投手兼外野手・竹井祥浩さんらと観戦。劣勢の場面には愛情を秘め険しい表情で応援した。

 「スター選手はいないが、小差の試合を勝ち抜きながら一人一人の力が確実に増している。自分たちのチームと似ている」と五十嵐さんは分析。「好勝負の末に勝った昨日の試合を見れば、10点差でも逆転できるチーム」と太鼓判を押した。

 さらに「(OBとなった)今だから、応援のありがたさが身に染みてよく分かる。選手たちを何とか勝たしてやりたい」と力強く、エールを送っていた。

 【写説】劣勢な試合に厳しい表情で応援する五十嵐さん(左)=草薙球場

 ■選手に届け 中伊豆ツインズ18人が声援

 田方地区の少年野球チーム「中伊豆ツインズ」の選手18人が、日大三島の優勝を祈って、決勝戦の応援に駆けつけた。

 父母会を代表して山口基治さんが引率した。山口さんは日大三島野球部OBで、娘の愛花さんは同部のマネジャーを務め、ベンチ入りしている。

 厳しい試合展開を目の当たりに、山口さんは「子どもたちの大きなエールが、日大三島ナインに届いてほしい」と祈るように話した。平野琥太郎主将(天城小6年)は「絶対に勝ってほしい。頑張って」と、仲間たちと一緒に懸命な声援を送っていた。

 【写説】懸命な声援を送る中伊豆ツインズの選手たち

 ■大雨で3時間中断 選手らグラウンド整備

 26日に草薙球場で行われた高校野球静岡大会の決勝は、雨に見舞われ3時間近く試合が中断した。

 試合開始時は時折日差しも見えたが、空は次第に黒い雲に覆われていった。三回途中から雨が認識できるようになると次第に本降りに。七回表途中で試合が一時中断された。

 雨が激しさを増す中、午後4時半ごろから小康状態となった。大会役員や選手がグラウンド整備に出てくると、5時20分からの試合再開がアナウンスされた。

 【写説】試合再開に向け、グラウンド整備をする選手たち