淡水化装置と鈴木君(左)久保君=三島北高

 ■鈴木君と久保君

 県立三島北高(斉藤浩幸校長)科学部の2人が、2日から宮城県石巻市で開かれる第41回全国高校総合文化祭に出場する。鈴木智陽君(3年)と久保智規君(同)が海水の淡水化実験の成果を発表する。

 2人は県大会で「海水淡水化の研究―第2報―」を発表し部門最優秀賞に選ばれた。「身近な物を使って安価に製作」をコンセプトに1年生の時から研究に着手し、独自の装置を開発した。

 装置はペットボトルやスポンジなどを材料に太陽熱を利用し海水を淡水化する。水不足に悩む国外を視点に置き「技術のない人でも簡単に作れるようにと考えた」と2人。海外協力隊員の協力を得て赤道付近のアフリカ国内で現地の物を使って装置を製作し、結果も調べた。

 国外での実験は太陽の軌道の違いから不本意な結果だったというが、装置の改良案も加えて発表する。校舎屋上での実験は雨の日を除き天候状況を測るため119日実施した。2人は「全国では良い賞を目指したいが、本来の目的の多くの人が簡単、安全に水を飲むことができればいい」と話した。

 【写説】淡水化装置と鈴木君(左)久保君=三島北高