上流から運ばれるたいまつを付けたいかだ=伊豆の国市の神島橋付近

 伊豆の国市指定無形民俗文化財で盆の伝統行事「かわかんじょう」が1日夜、同市の神島橋付近で行われた。巨大なたいまつを立てたいかだを狩野川上流から流し、水難者の供養と地区の安全を祈った。

 わらを敷き詰めたいかだに長さ6メートルほどのたいまつを立てた「かわかんじょう」を、若者たちが神島橋の上流約1キロから流す。周囲が暗くなり始めた午後6時半から始まり、たいまつの炎が水面に映り幻想的な光景を醸し出した。

 水かさの少なさと本降りの雨とで進むのは難航したが、若者たちは「ウ、ウ、ウワハイ」とはやしながらいかだを運んだ。神島橋の上から見ている子どもたちも同じかけ声で応え、いかだが到着するとほっとした表情を見せた。

 かわかんじょうは狩野川の水霊を鎮める行事で、毎年8月1日に実施している。

 【写説】上流から運ばれるたいまつを付けたいかだ=伊豆の国市の神島橋付近