死語の世界を描いた掛け軸の数々=沼津市内浦長浜の安養寺

 沼津市内浦長浜の安養寺(佐藤達一住職)は16日ごろまで、「十王絵図」の掛け軸10枚を開帳している。人が死後に受けるとされる審判が描かれている。

 220~230年前から同寺に伝わっているとされる。作者ははっきりと分からないが「鳥居清源」という名が残っている。初七日に地獄界行きかどうかを決める秦広王(しんかおう)から始まり、閻魔(えんま)大王など10人の王が忌日ごとに霊魂を審判する様子が描かれている。1枚縦1メートル8センチ×横50センチ。

 佐藤住職は「行いが良ければ地獄界や餓鬼界、畜生界などを免れていき、仏の世界にたどり着く」と説明する。「正しい行いをしていれば地獄などに落ちることもないということを伝えているのだと思う」と話した。

 【写説】死語の世界を描いた掛け軸の数々=沼津市内浦長浜の安養寺