新たな歌集「韮の花」と会の発起人の江間さん

 ■交流の稲取会が30首 「会員、結びつき強い」

 伊豆の国市の韮山短歌会(柴親子=みつこ=代表)はこのほど、合同歌集「韮の花」を発行した。今月、創立15周年を迎える同会の記念誌にもなっている。会員6人による短歌270首に、交流のある稲取歌会の短歌30首が加わっている。

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 毎月の定例会で出している歌を中心に、1人45首ずつ収めている。「皮つきの新じゃが旨(うま)しほんのりと土の香りを舌にたのしむ」「本当はいい人なれど気になりぬ歯に衣きせぬ言ひ様なれば」など、季節や世相を詠んだ歌が載っている。元日付の伊豆日日新聞に掲載された歌もある。

 歌集は毎年出しており、12号になる。2年前に10号歌集「緑耀(かがや)く」を発行した記事が伊豆新聞(下田版)に掲載されたことから、稲取歌会と交流するようになった。稲取からは10人が歌を寄せている。

 韮山短歌会の発起人で元韮山町文化協会会長の江間章さん(81)は「会員同士の結びつきが非常に強い。いろんな人から『今年はいつ発行しますか』といった電話があったり、県立図書館にも所蔵されたりと、みんな喜んでいる」としみじみした様子で語った。

 歌集は連絡があれば発送するという。会員も随時募集している。問い合わせは江間さん〈携帯090(9172)9526〉へ。

 【写説】新たな歌集「韮の花」と会の発起人の江間さん