新設した太陽望遠鏡=函南町の月光天文台

 ■「手に取るように観察」

 函南町桑原の月光天文台(渡辺裕彦台長)は、新館に設置した太陽望遠鏡を稼働している。直径2メートルの日本最大の太陽像を投影するのが見どころ。渡辺台長は「手に取るように観察できる」と来場を呼び掛けている。

 口径200ミリの太陽望遠鏡は新館4階に設置され、吹き抜けの高さ約11メートル下の1階で投影像を結ぶ。新館は7月22日に開館したが、太陽望遠鏡は9月4日に導入、調整を続け23日から稼働した。

 太陽黒点が出ていれば真っ黒な暗部や薄黒い半暗部も見える他、太陽像の中心部に比べ周辺がやや暗い「周辺減光」も確認できる。通常、投影像は真空の筒を通すが、あえて日本上空の気流によって揺らぐ臨場感を採用した。渡辺台長は「太陽望遠鏡は身近な天体を身近な存在にするため新設した」と話した。太陽が見えない曇りでも録画された太陽像を鑑賞できるという。

 新館が開館した7月22日から8月31日までの来館者は2865人。前年の3倍近いという。問い合わせは同天文台〈電055(979)1428〉へ。

 【写説】新設した太陽望遠鏡=函南町の月光天文台