杉山副所長らの話に耳を傾ける出席者=伊豆の国市の大仁区公民館

 ■水晶山の会 映像、講話で意識高揚

 伊豆の国市の水晶山の会(内田真也会長)は「狩野川台風の日」の26日夜、大仁区公民館で「第1回狩野川フォーラム」を開いた。同市大仁、伊豆市熊坂両区民を中心に約70人が出席。経験者の体験談をまとめたDVDを観賞し、国土交通省沼津河川国道事務所の杉山紀行副所長の話を聴いた。

 来年、発生から60年を迎える狩野川台風の記憶を後世に伝えていくこと、防災意識を高めていくことなどを目的に初開催した。水晶山の会の活動報告に続いて杉山副所長が同事務所などで組織する「狩野川台風の記憶をつなぐ会」の取り組みを説明した。

 つなぐ会が製作途中の「狩野川台風語り部DVD」を観賞した。「2階までどんどん水が上がってくるのが分かった」「13人の友達が亡くなったという実感が湧かなかった」など生々しい体験を語る人々がスクリーンに映し出され、出席者は真剣な表情で見つめた。

 杉山副所長は近年発生した豪雨災害の現状も説明し「豪雨災害はいつどこで起きるか分からない。早めの避難が重要」と呼び掛けた。

 水晶山の会は、伊豆の国市大仁にある同山の整備や史跡を活用した地域活性化に取り組む団体。狩野川台風の記憶をつなぐ会の構成団体でもあることから、狩野川台風のフォーラムを企画した。

 【写説】杉山副所長らの話に耳を傾ける出席者=伊豆の国市の大仁区公民館