函南町桑原にある上水道の第2浄水場系統で発生した水道水の異臭事故について、町は30日、正常に戻ったことを確認し安全宣言を発表した。物質混入などの原因については引き続き、調査を続けるという。

 事故は26日午前10時半ごろ、町立函南西小から水道水に異臭を感じたとの連絡が町にあった。検査の結果、臭気は塩素臭と接着剤臭で、トルエンとキシレンを検出した。ただ、厚生労働省水質基準値の要検討項目の目標値以下で安全だという。

 町は、給水車による給水活動や消火栓からの排水作業を続けてきた。30日午前中に職員が異常のあった場所で確認作業を行った結果、原因となった物質が検出されず、臭いや味も正常に戻ったことを確認した。

 公民館の給水作業は終了した。マンションなど給水タンクを設置している場合には臭いが残っている可能性があるため、個別に対応していく。最大で7237世帯、1万6882人に影響したが、これまでに健康被害などの連絡はないという。