三番叟を堂々と奉納する小中学生ら=伊豆の国市三福の熊野神社

 ■小中生が練習成果

 伊豆の国市三福の熊野神社で8日、例大祭が行われた。地元の小中学生らが練習の成果を発揮し、約400年続くと伝えられる伝統の「三番叟(さんばそう)」を堂々と奉納した。

 同神社の三番叟は「種蒔(たねまき)三番叟」と呼ばれ、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願すると伝えられている。厳かな雰囲気の中、翁(おきな)、黒式尉(くろきじょう)、千代(せんだい)の三役が、地方(したかた)の笛、太鼓に合わせて農耕の所作が取り入れられた舞を披露。集まった住民からは、大きな拍手が送られた。

 東京都八王子市の「大久保長安の会」が2年ぶりに視察に訪れた。大久保長安は徳川家康に仕えた重臣。伊豆金山の奉行を務めた時、伊豆各地に三番叟を伝えたとされる。同会は「子どもが伝統芸能を守ってくれているのがうれしい」と話した。

 奉納後には演芸会が行われた。

 【写説】三番叟を堂々と奉納する小中学生ら=伊豆の国市三福の熊野神社