土手和田遺構群を見学する参加者=伊豆の国市

 ■韮山城講演会プレイベント

 伊豆の国市は25日、見学会「いずのくにの中世を歩く2−韮山城をさぐる−」を市内で開いた。来年1月に実施する市文化財講演会「韮山城をめぐる攻防」のプレイベント。市内外から約60人が参加し、韮山城跡本城エリアや初公開の土手和田遺構群などを見学した。

 土手和田遺構群は、韮山城内にあるとりでの一つ。全域が民有地のため地権者の協力を得て、今回初めて一般に公開した。見学会に合わせ、NPO法人韮山城を復元する会が伐採などを行い、遺構群を見やすいように整備した。

 参加者は、静岡古城研究会副会長の望月保宏さんの案内で、岩盤を掘り込んだ幅8・5メートルの堀や、山中城跡(三島市)にも見られる障子堀を興味深そうに見て回った。望月さんは、土より労力がいる岩盤を削ってでも堀を作る必要があったことを伝えた。

 大仁の荻島恵三さんは「素晴らしい遺構が、地元の会の協力で見られるようになってうれしい」と話した。

 文化財講演会は1月20日午後1時から、アクシスかつらぎで開かれる。滋賀県立大教授の中井均さん、江戸東京博物館学芸員の斎藤慎一さんが講演する。

 市は今後も土手和田遺構群の公開を行っていく予定という。

 【写説】土手和田遺構群を見学する参加者=伊豆の国市