あざれあ版の避難所運営図上訓練に取り組む女性消防団員=伊豆市役所中伊豆支所

 ■授乳、DVなど考える

 県消防協会田方支部(牧野克昭支部長)は26日、女性消防団員研修会を伊豆市役所中伊豆支所で開いた。避難所運営図上訓練(HUG=ハグ)のあざれあ(県男女共同参画センター)版を行い、女性目線を生かした避難所運営について考えた。

 支部を構成する同市、伊豆の国市、三島市、熱海市、伊東市、函南町から女性団員約30人が参加。同センター交流会議代表の大国田鶴子さん、理事の石垣明子さんが講師を務めた。

 県が開発したハグは、避難者の年齢や性別、抱えている事情などが書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、避難所で起こる出来事にどう対応するかを模擬体験するゲーム。あざれあ版は、授乳の問題やドメスティックバイオレンス(DV)被害から逃れているなど、女性の視点を入れた9枚のカードを追加した。

 今回は、雨が降って寒い12月の午後にマグニチュード(M)8の地震が発生。小学校の体育館と3教室を避難所として使用する想定で行った。女性団員たちは避難者を入れる位置を決めるとともに、「男性トイレに女性が入ってきた」「中学生女子が知らない男性に抱きつかれた」などの問題解決を検討した。

 【写説】あざれあ版の避難所運営図上訓練に取り組む女性消防団員=伊豆市役所中伊豆支所