「食の安全と地球環境」をテーマに講演する陽北里大名誉教授=伊豆市の修善寺生きいきプラザ

 ■陽名誉教授ら招き

 伊豆市湯ケ島の自然農法・浅田ファーム(浅田藤二代表)は29日、「食の安全・安心を目指して−地域の食材が2020大会へ、そして世界へ」と題した講演会を修善寺生きいきプラザで開いた。市内外から250人以上が来場し、東京五輪・パラリンピックに向けて食材の安心・安全や地球環境について考えた。

 五輪で各国の代表選手に提供される農産物などは、ドーピング検査への影響を考慮し調達基準が定められている。この東京大会を契機に、地域農業を見直してもらい、振興を図ろうと企画した。

 陽捷行・北里大名誉教授は「食の安全と地球環境」をテーマに講演した。「人も土壌も健康には微生物が必要」と述べた上で、有機質肥料−土壌生物から栄養を得た植物の効果などを説明。地球温暖化対策の観点からも、有機農業の有効性を解説した。

 浅田代表は「伊豆市における自然農法の現状と展開」、県地域農業課の遠藤和久課長は「東京オリンピックにおける農産物等の調達基準について」と題して話した。県立田方農業高の生徒代表は有機農業の取り組みについて発表した。

 【写説】「食の安全と地球環境」をテーマに講演する陽北里大名誉教授=伊豆市の修善寺生きいきプラザ