■知事「拙速」発言受け

 三島市が公募する三島駅南口東街区再開発事業について、川勝平太知事の拙速発言を受けて、豊岡武士市長は22日、市役所で開かれた定例会見の中で「十分、知事に説明して理解に努めたい」と答えた。

 知事はさきごろ、県庁での定例会見の中で東街区再開発事業に触れ、地元の理解が不十分な点を危惧し「拙速でないほうがいい」などと語った。事業は1万2500平方メートルに高層マンション、商業施設を含む複合施設や駐車場を整備する構想。

 豊岡市長は「『拙速』ではない。長年かけて進めてきた。市民説明会も20回以上開いているし、広報紙に掲載するなど努めている。一定の市民の理解を得ている」と話した。

 その上で「発言にあった100メートル以上のマンション建設は考えにくい。環境アセスメントが必要でコストや時間がかかる。発言に戸惑っている」と否定した。計画は1月31日まで公募中。選定以降に市民説明会を開催するという。

 延期を求める中核団体のNPO法人グラウンドワーク三島は市の財政負担や地下水への影響などを懸念して再開発について別案を掲げ、市民の理解を得るよう説明会や署名運動などを行っている。