植田さんに立体模型を引き渡す宮本さん(右)=伊豆市の天城中

 ■組合依頼、50時間かけ2個

 伊豆市立天城中(日吉隆徳校長)は伊豆月ケ瀬梅組合(内田隆幸組合長)から依頼を受け、伊豆月ケ瀬梅林の立体等高線模型を作った。3年の宮本桜さんと浅田直樹君が、予備を含めた2個を約50時間かけて仕上げた。引き渡し式が22日、2学期終業式の中で行われた。

 同組合から顧問の久保田進也さん、理事の植田延司さんが同校を訪れた。宮本さんは「一生懸命作りました。使って下さい」と述べ、植田さんに引き渡した。植田さんは「ありがとう。大切に使います」と感謝した。失敗した場合に備えて作った1個は、同組合が同校へ寄贈した。

 同組合は、さっそく直売所「梅びとの郷」に模型を飾った。梅まつり期間中は会場内に置く予定。梅林は広く全体像が分かりにくいため、来場者への説明に役立てるという。

 宮本さんは教諭から「手先が器用だから」と指名を受けたという。一人では無理と思い浅田君を誘った。主に夏休みと前後を使い、1日2、3時間の作業を重ねた。ポリスチレン配合ののり付きパネルに地図を貼ってから切り取り、合計23枚を重ね完成させた。

 製作には伊豆半島ジオパーク推進協議会が全面的に協力。等高線や地図データの提供、製作指導などに当たった。宮本さんは「失敗できない、独特の緊張感があった」、浅田君は「完成した時は達成感があった」と感想を語った。

 【写説】植田さんに立体模型を引き渡す宮本さん(右)=伊豆市の天城中