4障害を扱った絵本の紹介などをしているポスター

 ■幼少期からの教育へ 「近隣へ発信、広げたい」

 伊豆の国市は、障害のこと、障害者への接し方を知ってもらい、ノーマライゼーションあふれる住みやすい、訪れやすい市を目指し「ノーマラ伊豆の国」と称し、障害理解を深める事業を開始した。初回は「親子で育む思いやりの心」をテーマに、障害を扱った絵本の紹介とクイズを載せたポスターを製作、掲示している。近隣でも珍しい取り組みという。

 幼少期からノーマライゼーションの心を身に付け、市全体、将来的には、近隣の市町全体をノーマラ伊豆の国として、住民、観光客も含め、障害や病気のある人にとって居心地の良い町にするのが狙い。

 ポスターは4種類で、それぞれ自閉症(発達障害)、知的障害、先天性四肢障害(身体障害)、うつ病(精神障害)を扱った絵本を紹介した。「すずちゃんののうみそ」は、自閉症を持つすずちゃんの保育園での様子が美しい絵と簡単な言葉で描かれている。

 その障害に関する4、5問の○×クイズも載せ、ポスター内のQRコードを読み取ることで、クイズの解答・解説と絵本の紹介文を掲載した市ホームページ内の専用ページに飛ぶようにした。

 A2、A3サイズ、それぞれ100枚、1500枚を印刷。公共施設、交通、医療、教育機関などに掲示している。ポスターは、専用ページからダウンロードできる。

 市は「障害について理解してもらうには、子どものころからの教育が必要ではないかと始めた。(障害理解を深める活動を)伊豆の国市から発信し、広げていきたい」と話す。

 来年1月20日は、「ノーマラ伊豆の国おはなし会」を韮山時代劇場幼児図書館で開く。絵本の読み聞かせなどを行う。午前11時、午後1時からの2回。

 問い合わせは市障がい福祉課〈電0558(76)8007〉へ。

 ※ノーマライゼーション 障害者ら社会的少数派にも、一般市民と同様の普通の生活、権利などが保障されるように環境整備を目指す社会理念。

 【写説】4障害を扱った絵本の紹介などをしているポスター