箱根駅伝に関東学生連合の選手として内定した近藤さん

 ■「感謝体現、10位以内を」

 「第94回東京箱根間往復大学駅伝競走」(1月2、3日)に、東京大工学部3年の近藤秀一さん(22)=函南町出身、県立韮山高卒=が、関東学生連合の選手として出場することが内定した。第1区を走る見通しで「今までお世話になった人たちへの感謝の気持ちを走りで体現したい。区間10位以内を目指す」と目標を語った。

 箱根駅伝予選会と1万メートル記録挑戦会の合計タイムの上位10人に出場権が与えられ、近藤さんは合計タイムで1番手となった。過去2大会も関東学生連合として選ばれたが補欠で、同大会を走るのは初めて。出場が内定し「うれしかったというより安心した」という。

 小学3年生のときに、地元の陸上クラブ「函南RC」に入団したしたのを機に陸上を始めた。魅力について「自分の心と体と深く向き合うことができるところや、練習の成果が(良くも悪くも)タイムという客観的な形になって表れること」と語る。

 韮山高陸上部顧問で、近藤さんを指導していた川口雅司教諭は「悔しい思いや経験すべてを1区の走りに凝縮してほしい。でも結果を求め過ぎると力むので、あくまでも一つの通過点として自分が納得のできる走りをしてもらいたい」とエールを送る。同部をはじめ、同校のOB、同窓会役員らが応援に駆けつける予定という。

 現在は講義や実験の合間に効率良く練習をしているという。近藤さんは「小さいときから足が速かったわけではない。強くなりたいという意思があれば必ず道は開ける」と未来の駅伝選手らにメッセージを贈り、地元の人たちへ「いつも応援してくれる感謝の思いを大舞台での自分の走りで表現する」と力を込めた。

 往路は2日午前8時にスタートする。第1区は大手町−鶴見間で走行距離は21・3キロ。レースの流れを大きく左右する重要な区間で、平たんで直線的なコースが長く続いた後の17キロ過ぎの六郷橋が勝負のポイントという。

 【写説】箱根駅伝に関東学生連合の選手として内定した近藤さん