三島市が26日、国の構造改革特区「箱根西麓・三島焼酎特区」に認定された。特区認定により酒税法の規制が緩和され、箱根西麓三島野菜など地域の特産物を原料とした焼酎を醸造しやすくなる。

 これまで市内特産物を使った焼酎はあるものの数量規制(年間10キロリットル以上)から市外大手酒造に委託製造しているのが現状。特区認定により、数量規制が取り除かれ、小規模製造が可能になった。製造免許は必要。

 市は認定により、原料生産から製造、販売まで一貫して市内で行う道筋を付けた。三島甘藷(かんしょ)や三島馬鈴薯(ばれいしょ)三島人参といった箱根西麓三島野菜を原料に使ったより郷土色のある「地焼酎」を新たに開発することで、2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えた観光交流人口の増加を図る。ただ市内には現在酒造会社がないため今後、1年間をめどに新規参入を希望する業者が必要となる。

 焼酎特区には同市を含めて2市2町が同時認定された。県内は同市だけ。市は「魅力向上や市内外への発信を促したい」と話している。