刀剣展「上杉家の名刀」をPRするポスター

 ■上杉家の名刀60点

 刀剣展「上杉家の名刀と三十五腰」が7日、三島市中田町の佐野美術館で始まる。戦国時代の雄・上杉謙信の愛刀をはじめ上杉家秘蔵の名刀が一堂に並ぶ施設初の展覧会。今年も刀剣を擬人化したゲームブームに乗り、多くの女性が来場しそうだ。

 同美術館は毎年テーマを変えて刀剣展を開いている。今回は謙信と養子で後を継いだ景勝の名刀を中心に国宝、重要文化財15点を含む約60点を前後期で紹介する。2月18日まで。

 主な展示品は、徳川家の詮索を逃れたことから名付けられた刀や、五頭の虎を退治した伝承を持ち天皇から謙信が拝領した刀など。謙信が戦勝祈願した毘沙門天(びしゃもんてん)立像や歴史を物語る国宝上杉文書も展示する。期間中に講演会やレクチャー、体験「日本刀を持ってみよう」茶会を開く。

 昨年開催した刀剣展「名刀は語る磨きの文化」には例年のほぼ4倍の2万7149人が来場した。期間中に開催した2日間限定展示には施設始まって以来という入場待ちの長い列ができたほど。多くが女性だった。刀剣を擬人化したパソコンと携帯電話による人気育成ゲーム「刀剣乱舞オンライン」の愛好者がゲームキャラクターの「刀剣男子」の実物を見ようと来館したという。

 人気を受けて昨年に続き、市とゲーム会社もスタンプラリーを軸としたコラボレーション企画を計画。限定グッズの販売や美術館に刀剣男子の「五虎退」「謙信景光」「不動行光」の等身大パネルやイラストを展示する。

 同美術館は「戦国武将の上杉家の名刀を見て歴史を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。入館料は一般千円。午前10~午後5時。木曜日が休館。問い合わせは同美術館〈電055(975)7278〉へ。

 【写説】刀剣展「上杉家の名刀」をPRするポスター