上田さんの弔いを兼ねて組み立てたおんべ「夢の懸け橋」=伊豆の国市守木

 ■中心的役割の上田さん弔う 子ども会、有志ら組み立て

 東京スカイツリー、韮山反射炉など、毎年趣向を凝らしたどんど焼きの「おんべ」を制作し、注目を集める伊豆の国市守木区に、今年も巨大なおんべがお目見えした。これまで企画やデザインなど中心的な役割を担ってきた山田夢倶楽部会長の上田正行さんが昨年11月に69歳で亡くなり、“弔い”を兼ねて盛大に開催したい−と子ども会、区民有志ら約50人が大きな橋「夢の懸け橋」を組み立てた。

 竹で組んだおんべは高さ約8メートル、全長約41メートルで、ワイヤロープの部分は祭りの縄を再利用して表現。船も用意した。橋のアーチの下に、正月飾りやだるまなどを入れた。場所は川野公園近くで、7日に半日以上かけて制作した。

 このようなおんべを組み立てるのは8年目。子どもたちが楽しみながらどんど焼きのいわれなどについて知ることができるようにと、子ども会が山田夢倶楽部の協力を得て行ってきた。闘病中の上田さんは、昨年4月から「橋を作りたい」と意欲を燃やし、子どもたちと竹を取りに行くなど、亡くなる直前まで精力的に準備を進めた。

 「夢の懸け橋」は、山田夢倶楽部の「夢」を取って有志らが命名した。子ども会の鈴木剛史会長は「(上田さんは)自分の身を削ってまで手伝ってくれていた。きょうも上で見てくれているのではないか」と思いを話し、作業に汗を流した。

 どんど焼きは14日午前6時から行われる。

 【写説】上田さんの弔いを兼ねて組み立てたおんべ「夢の懸け橋」=伊豆の国市守木