後援者賞を受賞した夏組(三島市)とDAN(伊豆の国市)の団員

 三島市の劇団夏組(鈴木道子代表)と伊豆の国市の劇団DAN(ダン、松井清高代表)の合同公演「夏の庭−ザ・フレンズ」が、ふじのくに芸術祭2017(第57回県芸術祭)音楽・舞台芸術部門演劇コンクールで後援者賞を受賞した。最高の県芸術祭賞に次ぐ賞。お互いに力を合わせ、質の高い舞台を見せたことが評価された。合同公演で賞を受けるのは珍しいという。

■協力し質高い合同公演

 昨年6月1日から12月9日までに県内で上演されたエントリー作品が対象で、7団体が参加した。県演劇協会理事の渥美啓二さんら5人が審査した。

 「夏の庭−ザ・フレンズ」は8月26、27日に伊豆の国市の韮山時代劇場で上演された。3人の少年が死ぬところを見ようと、一人の老人を観察し始める。互いのことが分かるにつれて、友情が芽生える−というあらすじ。

 初の合同公演で、夏組が創立15周年に新しい場所、仲間と出会いたいとDANとのコラボが実現した。夏組は2回目の公演で、思い入れが強い作品。前回見た人もいて、前回を越えるよう取り組んだという。

 脚本は夏組のメンバーが書き起こし、音楽はオリジナルで前回と同じシンガー・ソングライターに依頼した。セットにもこだわったという。両団員たちの息の合った熱演に、2日間で県内外から約500人が来場した。

 鈴木代表は「コラボが認めてもらええてありがたいと思った。新しい風も吹き込んでくれた。お互いに芝居を認め合いながら過ごしていきたい」と話した。DANが同コンクールで賞を取るのは初めて。夏組は憧れの存在という松井代表は「うれしいし、すごいなと思った。芝居を見ると心が豊かになる。娯楽の一つになってもらえればうれしい」と語った。

 同コンクールでは、三島市の演劇集団S木道場の「家族会議」が準奨励賞を受けた。授賞式は2月18日、静岡市のグランシップで「春の祭典」として行われる。

 【写説】後援者賞を受賞した夏組(三島市)とDAN(伊豆の国市)の団員