要支援者の乗客を降ろす職員=伊豆の国市の伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅

 ■要支援乗客優先的に

 伊豆箱根鉄道と三島・田方4市町で組織する駿豆線沿線地域活性化協議会は24日、伊豆の国市内で大規模地震を想定した旅客避難誘導訓練を行った。81人が参加し、乗客の避難誘導や運行状況、施設の被害といった情報伝達に取り組んだ。

 同協議会が策定した「災害対応マニュアル」の実行性確保が目的。訓練は地震の影響で変電所が倒壊し、田京駅から伊豆長岡駅に向かう電車が緊急停止したという想定で行った。

 運転手や乗り合わせていた職員らがけが人、線路状況などを確認し、はしごを設置。高齢者や妊婦ら要支援者を優先的に電車から降ろした。避難所を開設した市立韮山南小まで誘導した。

 県東部危機管理局の職員は「しっかりと行っていたが、継続していくことが重要。今後も協力して続けていきたい」と総評した。

 伊豆箱根鉄道は、コカ・コーラボトラーズジャパンの協力の下、災害時に無料で飲料を提供する「災害用自販機」の取り扱い訓練も実施。参加者が実際に体験した。

 【写説】要支援者の乗客を降ろす職員=伊豆の国市の伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅