意見交換する出品者(右)と評価委員=沼津市の県東部総合庁舎別館

 ■専門家から改善提言

 県東部農林事務所は29日、管内の6次産業化商品を対象にした「東部新食品ブラッシュアップの会」を沼津市の県東部総合庁舎別館で開いた。沼津市と伊豆の国市、函南町の2事業者・1個人が、すでに販売している物やこれから販売する商品を出品。デザインや食感、販路拡大方法などについて専門家から改善提案を受けた。

 静岡6次産業化サポートセンター東部支部が支援した商品のうち、試作品や販売まで至った商品を継続支援し、さらなる商品改善につなげて売り上げを伸ばす目的で毎年開いている。調理とデザイン、マーケティングの専門家が評価委員を務め、出品者の商品説明後に意見交換した。

 酪農王国(函南町)は、伊豆市の天城湯ケ島地区産のユズと丹那牛乳の無塩バター、砂糖、鶏卵を合わせて作ったクリーム「柚子(ゆず)カード」(仮称)を出品した。これからの商品化に向けて、ターゲットや販売方法、適正な価格などを質問した。

 評価委員は「何に付けて食べるか提案することが大切。具体的に絞った方が良い」「洋菓子にも和菓子にも合う。業務用の菓子材料として、使ってくれる店を探してはどうか」「天城産のユズを使っていることが売りなので、足りなくなったから川根産のユズを使うなどということがないように」などの提言があった。

 伊豆の国市の農家は自家栽培の品を使ったオリーブの葉の健康茶とセミドライトマト、武井牧場(沼津市)は自家牧場の牛乳を使用したマシュマロについて、専門家のアドバイスを受けた。

 【写説】意見交換する出品者(右)と評価委員=沼津市の県東部総合庁舎別館