国交省中部地方整備局の塚原局長から川の駅整備へ向け区域指定書を受ける森町長=函南町の道の駅

 「川の駅」の一環として整備を計画している函南町に1日、国土交通省から「都市・地域再生等利用区域の指定書」が授与された。区域は同町塚本の道の駅対岸の狩野川河川敷一帯の約3・6ヘクタール。民間事業者による営業活動も可能になり、道の駅との相乗効果が高まった。

 利用区域指定は河川敷地の占用をにぎわいのある水辺空間の創出を狙いに、特例として地域の合意を得た上でオープンカフェや売店などの営業活動を行う民間事業者にも占用を許可することが可能になった制度。町は函南塚本地区狩野川利活用調整協議会が作製した計画の報告書を1月に国交省に提出していた。

 区域指定を得たことで町は年度末までに整備計画を進める占用許可申請を行う。許可を得た場合、国交省が護岸工事を終える6月以降から整備を開始し、再来年度の供用開始を目指す。区域には芝生広場、親水護岸、カヌーの船着き場、ドッグラン、サイクルステーション、水防多目的センターなどを計画している。

 この日、道の駅で区域指定書の授与式が開かれ、国交省中部地方整備局の塚原浩一局長から森延彦町長に指定書が渡された。塚原局長は「国が器を作るがその後の工夫は地域の努力。今後も支援したい」とあいさつした。森町長は「道の駅との相乗効果が得られた。さらに伊豆の玄関口としての機能を果たすだろう」と感謝した。沼津河川国道事務所の藤井和久所長、利活用調整協議会の八木戸一重会長ら関係者ら16人が出席した。

 【写説】国交省中部地方整備局の塚原局長から川の駅整備へ向け区域指定書を受ける森町長=函南町の道の駅