小説の舞台を地図や写真で紹介しているパネル展=伊豆市湯ケ島の天城会館

 ■小説舞台パネルで紹介

 井上靖や川端康成、夏目漱石ら多くの文豪に愛された伊豆市の天城湯ケ島地区を中心に3月4日まで、「伊豆文学まつり」が開かれている。市と市内文化団体、住民などが一体となり取り組んでいるイベントで、6年目の開催。文学サロン、朗読会、資料特別公開などを展開し、文学のまち・伊豆市を広くアピールしている。

 湯ケ島の天城会館エントランスホールでは、同市で幼少期を過ごした井上靖の自伝的小説にちなんだパネル展「洪作少年の歩いた道」を開いている。井上の“分身”である洪作少年が主人公の「しろばんば」「夏草冬濤」の舞台を地図や写真で紹介している。

 「伊豆市を彩る写真コンテスト」の入賞者作品展も同時開催。井上靖作品読書感想文・感想画コンクールの入選作品も展示している。いずれも午前10時~午後4時半。

 「上の家」の一般公開は、期間中の土・日曜日・祝日と5~8日の午前10時~午後3時に実施。同地区の旅館7会場では、文豪ゆかりの部屋や秘蔵品を公開している。期間は施設により異なる。

 如月朗読会は10、18日午後1時半から、夕鶴記念館で開催。修善寺温泉文学サロン「修善寺温泉俳句紀行」は3月1日午後1時半から、修禅寺慈照閣で行う。

 【写説】小説の舞台を地図や写真で紹介しているパネル展=伊豆市湯ケ島の天城会館

 ■5日から散歩イベント

 伊豆文学まつりの一環として5~8日、文学散歩が行われる。参加者を募集している。

 5~7日は「宿のあるじが語る文学散歩」を行う。午前10時に天城会館を出発し、天城神社―湯道―白壁荘―湯本館―落合楼村上―まどろみのコースを巡る。定員は各日10人。

 8日の「井上靖『洪作少年の歩いた道』」は午前10時に天城会館を出発し、旧湯ケ島小や馬車の駐車場、しろばんばの文学碑、雑貨屋、造り酒屋、弘道寺、上の家などを巡る。白壁荘の宇田治良社長が案内人を務める。定員15人。

 いずれも参加費千円(お茶付き)、天城湯ケ島温泉旅館組合加盟施設の宿泊者は無料。申し込みは同組合〈電0558(85)1055〉へ。