菊地市長(左)に商品を披露し説明する新田君(中央)と出川君=伊豆市役所

 ■パッケージデザインも考案

 伊豆市の県立伊豆総合高土肥分校(有馬祥哲校長)の商業科3年生9人が開発した「猪鹿餃子」(いのしかギョーザ)が、食品製造会社の東平商会(本社・長泉町、山本雅弘社長)により商品化された。同校から相談を受けた同市産業振興協議会が仲介した。同市特産品のイノシシ肉、鹿肉(イズシカ)を使用した水ギョーザを、冷凍食品に仕上げた。

 土肥地区で増加傾向にある中国人旅行者をターゲットに、2学期の授業で開発した。鹿肉の硬さが残らないようにイノシシ肉との配合バランスを調整し、肉をやわらかくするマイタケを使用するなど工夫を重ねた。昨年11月の文化祭や市内イベントで販売して好評を得ており、最近は土肥桜まつり会場で100食を完売した。

 同校、同社関係者らは5日、市役所を訪れ、菊地豊市長に報告した。生徒代表の新田優輔君、出川遥陽君は、菊地市長に商品の特徴を紹介。パッケージデザインも自分たちで考案したことも説明した。新田君は「ここまでの物ができるとは思わなかった」、出川君は「9人で力を合わせて作って良かった」と感想を語った。

 試食した菊地市長は「とてもおいしい」と太鼓判を押した。さらに「パッケージに、高校生が考えましたと入れてはどうか」「土肥分校自ら販売する店を作っては」などとアドバイスを送った。

 同社は生徒のレシピを忠実に再現して商品化したという。今後は業務用、土産用など販路を模索する。

 【写説】菊地市長(左)に商品を披露し説明する新田君(中央)と出川君=伊豆市役所