美術館建設推進に向け設置された委員会の第1回会合=伊豆市役所中伊豆支所

 ■来月、候補地を視察

 近代日本画の巨匠の作品をはじめ伊豆市が所蔵する多くの美術品を保存・活用するため、同市教育委員会は同市美術館建設推進委員会を設置し、8日に第1回委員会を市役所中伊豆支所で開いた。市美術館(仮称)を「建設すべきである」とした建設準備委員会からの答申を踏まえ、建設地や活動内容、運営方針、建設規模などを検討する。

 西井伸美教育長はこれまでの経緯に触れ「答申で全てが解決したわけではなく、ここからがスタート。幾つもの課題があるので、意見を聴きながら建設推進に向け進めたい」とあいさつした。委員は市民代表や地元団体、教育・行政関係者ら9人で構成。委嘱状交付に続き、委員長に建設準備委員長も務めた原京さん(修善寺温泉まちづくり委員会委員長)、副委員長に鈴木浩二さん(中伊豆小校長)を選んだ。

 答申された基本構想の内容を確認した後に意見交換し、今後の進め方も協議した。委員から「建設地を決めることが最優先」との意見が出て、次回は3月7日に数カ所の建設候補地を視察することに決めた。併せて近隣の美術館も見学する。

 同市は計117点の近代日本画をはじめ、洋画や工芸品など215点の美術品を所蔵している。建設準備委員会は2015年2月から開いた計8回の会合や市民フォーラムなどの結果、「建設すべきである」との結論を盛り込んだ基本構想答申書を昨年1月に市教委へ提出。建設場所は「修善寺温泉場が適当」とした。

 【写説】美術館建設推進に向け設置された委員会の第1回会合=伊豆市役所中伊豆支所