手を振って乗船客を見送る参加者=伊豆市の土肥港

 伊豆市土肥地区のオレンジゾーン指定が決まった27日、同市は土肥港で同ゾーンの指定や愛称決定などを記念した観光キャンペーンを繰り広げた。菊地豊市長をはじめ、土肥地区の観光関係者や行政から約30人が参加。駿河湾フェリー利用者100人余りに、防災チラシなどの啓発品を配布して、安全・安心な土肥をアピールした。

 防災チラシでは、観光と防災のまちづくりに向けた取り組みを紹介し、オレンジゾーンの愛称「海のまち安全創出エリア」や「ジャパン・レジリエンス・アワード」のグランプリに選ばれた地域主体の取り組みをPRした。

 参加者は「安全なまちづくりに力を入れているので、また遊びに来て下さい」と声を掛けながら、防災チラシや観光パンフレットなどが入った啓発品をフェリー利用者に手渡した。

 市観光協会土肥支部の後藤一之支部長は「観光客の避難対策などをしっかりして、安全なまちをアピールする」、土肥温泉旅館協同組合の勝呂克彦理事長は「指定を一つのツールとして、今後も観光防災のまちづくりを進めていく」とそれぞれ話した。

 キャンペーン終了後、菊地市長は「全国で初めての指定に心強く思う。住民が議論し、土肥は海と一緒に生きていくという強い志をしっかり受け止める。市民とお客さんの命と安全を必ず守るので、安心して土肥に来てほしい」と述べた。

 【写説】手を振って乗船客を見送る参加者=伊豆市の土肥港