違反広告物の是正件数などを報告した伊豆半島景観協議会=伊豆市の修善寺生きいきプラザ

 ■眺望認定制度を承認

 伊豆半島景観協議会は28日、本年度第4回会合を伊豆市の修善寺生きいきプラザで開いた。「2020年の東京五輪・パラリンピックまでに是正完了」を目標に取り組んでいる約2200件の違反野立て看板について、今年1~3月に目標を上回る168件を是正したことを報告した。眺望景観の認定制度も協議、承認した。

 伊豆地区13市町と県、美しい伊豆創造センター、伊豆半島ジオパーク推進協議会で構成する同協議会は、17年3月に伊豆半島景観形成行動計画をまとめた。11月まで行った広告物の実態調査で、2232件の違反があることが判明し、12月に是正計画を策定した。

 今年1月からこれまでに伊豆市25件、熱海市20件、伊豆の国市19件、沼津市15件、三島市と伊東市各9件、下田市5件の違反広告物を是正。各土木事務所が指導する町域は賀茂郡5町39件、函南町27件だった。3月末までの目標値は100件是正で、すべての市町で上回った。

 来年度以降も各市、土木事務所が、是正計画に沿って指導を進める。進捗状況は協議会で取りまとめて四半期ごとに公表する。所有者・管理者が不明な広告物に関しては、行政代執行の実施も視野に入れて進める。

 行動計画に位置付けた美しい眺望景観の認定制度は、地域活性化(観光振興)や眺望の保全、住民の愛着と誇りの醸成を目的に取り組む。絶景が見られる場所をブランド景観として認定し、広く情報発信する。目標値は設定しないが、来年度から年3カ所程度の認定を目指す。

 【写説】違反広告物の是正件数などを報告した伊豆半島景観協議会=伊豆市の修善寺生きいきプラザ