読み聞かせで集まった親子を楽しませる子育てボランティア(左)=函南町上沢の子育てふれあい・地域交流センター

 ■にぎわい創出に力発揮 

 函南町上沢の町立図書館と町子育てふれあい・地域交流センターは、複合施設「かんなみ知恵の和館」としてこの春に開館5周年を迎えた。オープン以来、これまで100人以上のボランティアが子どもの見守りや読み聞かせなどに積極的に関わり、地域の交流や、にぎわい創出に力を発揮。子育てが一段落した50~60代の女性らを中心に、町に欠かせない貴重な存在となっている。

 0歳児から未就学児までを対象に、主に見守りや読み聞かせを担う子育てボランティア、本の整理やお話会などを担当する図書館ボランティアで構成。中には幼稚園や小学生の子を持つ現役“ママさん”ボランティアもいる。普段は平日の昼間を中心に活動するが、夏休みなどには子ども向けの体験イベントを企画することもある。

 このうち、学校の元図書館司書らで結成した「ドーナツ隊」(鈴木ふみ子代表)は、毎月1回のペースで読み聞かせを行っている。話題の絵本や手遊びのほか、集まった子どもたちとコミュニケーションを取りながら、楽しく交流できる「マグネット・パネルシアター」などが好評だ。

 一方、図書館ボランティアの中には、目の不自由な人向けの「音訳」専門スタッフもいて、重要な役割を担っている。そのため町や町教育委員会では毎年、仕事に必要な研修会も実施。ボランティア側も互いにグループで勉強し合ったり、交流したりすることで、個々のレベルやスキルアップを図っている。

 同施設は「開館前からのベテランのボランティアさんもいて、とても心強い。今後も多くの人の力を借りながら、さらなるボランティア養成にもつなげていきたい」と話す。

 【写説】読み聞かせで集まった親子を楽しませる子育てボランティア(左)=函南町上沢の子育てふれあい・地域交流センター