団地の一室に設置した高齢者の居場所開所式=三島市の県営住宅光ケ丘団地

 三島市と市社会福祉協議会(中村正蔵会長)は18日、光ケ丘の県営住宅光ケ丘団地に高齢者の「居場所」をオープンした。団地空き部屋を活用した事業は県内初。関係団体と、気軽に集い、相互に助け合う居場所づくりに取り組んでいく。

 団地入居者の高齢化率が急速に進む県営住宅は、高齢入居者の孤立化防止や引きこもり解消のため対策に取り組んでいる。県営住宅の高齢化率は県平均より1ポイント高い29%。中でも光ケ丘団地は10棟269世帯で46・6%と目立つ。さらにほぼ半数が70歳以上の高齢単身者という。居場所事業は市と社協、団地自治会、県などが連携して実施した。

 居場所は25日から毎週水曜日午前10~午後12時半に開催する。団地1階の一室(6畳、4畳、3畳、台所)を県が提供し、当初はフリースペースとして開放する。今後は各種相談会(健康、権利擁護、介護など)、子育てママ・パパ相談会(高齢者の役割づくり)、作品展、認知症カフェを計画している。要望があれば水曜日以外にも対応するという。

 開所式で下山和昭光ケ丘県営住宅自治会長は「県の協力を得て開所できた。自由に楽しく利用してほしい。開所は今後、事業が成功するかどうかの出発点」と期待した。中村社協会長は「高齢者の孤立、孤独感を解決するには『ご近所力』が重要。支え合い、助け合いの輪を広げて、絆を強めてほしい」とあいさつした。

 【写説】団地の一室に設置した高齢者の居場所開所式=三島市の県営住宅光ケ丘団地