タカアシガニを放流する戸田小6年生=沼津市の戸田沖

 沼津市商工会戸田支所は25日、特産品として知られる世界最大級のカニ「タカアシガニ」の放流を行った。船で戸田港沖約1キロまで出て、水深200メートルほどの場所に約120匹を放した。

 減少するカニの生態解明や資源保護を目的に地元有志が始めて51年目で、途中から商工会が引き継いだ。商工会や戸田漁協、戸田観光協会など関係者のほか、市立戸田小6年生14人も協力した。

 児童たちは戸田港中央桟橋付近で、カニにタグ(標識)を付ける作業から開始。大きさや重さ、性別、卵の有無なども調べた。カニは漁協や事業者などが提供した。

 渡船や漁船に分乗した参加者は、沖合で1匹ずつカニを放した。児童たちは「たくさん卵を産んでほしい」「大きく育ってほしい」「カニは思っていたよりも柔らかかった」などと話した。

 今年は、市立大平中も野外教室として初めて参加。1、2年生63人が体験した。

 【写説】タカアシガニを放流する戸田小6年生=沼津市の戸田沖