韮山時代劇場の2階に一時的に避難する園児たち=伊豆の国市

 ■保育園が避難訓練

 国土交通省沼津河川国道事務所は5月、三島、伊豆の国、伊豆市、函南町など狩野川流域6市町に、緊急速報メールを活用した洪水情報の配信を始めた。これに伴い29日、6市町に滞在する全ての人を対象に配信訓練を実施した。

 洪水の危険性を迅速に情報提供し、住民の主体的な避難を促進するのが目的。伊豆の国市立あゆみ保育園(近藤栄己園長)では、配信に合わせて避難訓練を行った。同園は100年に1回起こる洪水により狩野川が氾濫した場合、想定される浸水深1メートル以上2メートル未満の区域にある。

 年長児23人と職員5人が参加した。午前10時、緊急速報メールが届くと、職員は園児たちを園庭に集め、近くにある韮山時代劇場2階の和室へ一時的に避難した。同事務所職員による座学も行われ「メールが届いたら先生の言うことを聞いて、高いところに避難してほしい」などと呼び掛けた。同事務所では、対象河川で「河川氾濫の恐れがある(氾濫危険水位を超えた)情報」「河川氾濫が発生した情報」を配信する。受信者が要求していなくても配信される「プッシュ型配信」で、エリア内にある携帯端末に届く。

 【写説】韮山時代劇場の2階に一時的に避難する園児たち=伊豆の国市