韮山反射炉の管理保全について話し合った協議会=伊豆の国市のあやめ会館

 ■多言語解説板設置へ

 世界文化遺産の韮山反射炉(伊豆の国市)について検討する「韮山地区管理保全協議会」(会長=小野登志子市長)の2018度第1回会議が30日、あやめ会館で開かれた。これまでに実施したモニタリング(経過観察)があり、改善点などを協議した。

 モニタリングでは、1月18日午後2時半ごろ、巡回中の職員が反射炉碑北側のり面で不審火と想定される40センチ四方の焼け跡を発見したことなどが報告された。出席者からは、具体的な再発防止に向けた措置を盛り込んだ方がいいといった意見があった。

 これら意見を踏まえ、17年度の正式な報告書を作成し、国の保全委員会に提出するという。

 18年度の事業スケジュールも話し合った。「明治日本の産業革命遺産」の概要などに関する解説板(多言語表記)の新設、老朽化した解説板の更新などを行っていく。

 国、県、市、地元団体などの代表者らが出席した。

 小野会長は「確実な保全に軸足を置きつつ、関係団体との連携のもと、韮山反射炉の魅力発信に向けて多角的な取り組みを進めていく」とあいさつした。本中真・内閣官房参事官は「管理保全を地元の皆さんと進めていってほしい」などと話した。

 【写説】韮山反射炉の管理保全について話し合った協議会=伊豆の国市のあやめ会館