白ビワを採る来場者=伊豆市小下田

 ■午前中、250人が来場

 伊豆市小下田の恋人岬に隣接する白ビワ園で2日、“幻のビワ”と呼ばれる白ビワ狩りが開かれた。今シーズンは実が少ない「裏年」に当たるため同日限りの開催だったが、県内外から多くの行楽客が訪れ、ビワ狩りを楽しんだ。関係者は「1日だけの開催で申し訳ないが、多くの人が来てくれるようになりありがたい」と話した。

 午前9時の開園と同時に観光客らが訪れ、午前中だけで約250人の来場があった。来場者はピンポン球ほどに育った実を採り、その場で味わった。

 熱海市から来た親子は「昨年来て、おいしかったのでまた来た」、神奈川県伊勢原市の夫婦は「(伊豆市と友好都市の)平塚市役所にあったチラシを見て初めて来た。とても上品な味」と話した。

 恋人岬のステラハウスに隣接する同ビワ園は、市が管理する3千平方メートルほどの敷地で約300本を栽培している。白ビワは果肉が白く、果汁たっぷりで強い甘みが特徴。しかし、収穫時期が短く傷つきやすいため、市場に出回らない“幻のビワ”と呼ばれる。

 観光狩りは、10年ほど前に始めた。「表年」で豊作だった昨年は8日間開き、不作だった一昨年は開園できなかった。

 関係者は「1年目はPRを兼ねて入園料500円で行った。段々と入園者が増えてありがたい」と話した。今シーズンは大人1500円の料金で行った。

 【写説】白ビワを採る来場者=伊豆市小下田