障害者や高齢者も旅行を楽しめるヒントについて講演する渕山さん=伊豆市の修善寺総合会館

 ■近ツーの渕山さん講演 ハードだめでもハートで受け入れ 

 2020年東京五輪・パラリンピックを前に伊豆市は21日、修善寺総合会館で「ユニバーサルツーリズム研修会」を開いた。近畿日本ツーリスト・地域交流部課長で、観光庁のユニバーサルツーリズム検討委員でもある渕山知弘さん(49)が「誰もが気兼ねなく参加できる旅行」−をテーマに、事例を交えて講演した。

 四国バリアフリーお遍路ツアーなどの実績がある渕山さんは、「ハード(施設・設備)がだめでもハート(気持ち)で受け入れが可能」と強調。その上で「千人いれば千通りの体の状態がある。社会的障壁を取り除き、自分と異なる条件を持つ多様な人とコミュニケーションを取るよう心掛けることで、『心のバリアフリー』を目指すべき」と説明した。

 観光、宿泊、交通、金融など他業種の約80人が参加。視覚障害者の立場に立った体験研修として、2人一組でアイマスクでの歩行・階段移動も実践し車椅子サポートも学んだ。

 市産業振興協議会の協力で、研修会は、大会組織委員会の「東京2020公認プログラム」に、認証されている。

 【写説】障害者や高齢者も旅行を楽しめるヒントについて講演する渕山さん=伊豆市の修善寺総合会館